分子生物学的手法を用いた遺伝背景検査について

謹啓

 初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当ICLASモニタリングセンターでは、マクロサテライトマーカーを用いた遺伝背景検査を蛍光標識プライマーによるフラグメント解析に切り替えました。
手法の詳細は論文をご参照ください。

検体はマウステール、耳片等の組織、または抽出DNAをお送りください (詳しくはお申し込み方法をご参照ください) 。
本法におけるスピードコンジェニック解析につきましては、検査対象マウスの他にReferenceとしてドナーマウス、レシピエントマウス、F1マウス等の検体を合わせてご提供いただけますとより検査精度が高められますので、ご提供のほどよろしくお願いいたします。
(Reference解析を行わない場合は、当センターで保有しておりますデータとの比較となります)

検査費用は遺伝検査対象検体が1マーカー/700円 (維持会員価格 600円、アカデミア価格 500円) 、遺伝背景検査Reference検体 (初回のみ解析) が1マーカー/300円となります。
なお、いずれの検体もDNA抽出料はいただきません。

解析マーカー数はマウスの系統により異なりますのでお問い合わせください。
※参考 C57BL/6Jと129とのコンジェニックマウスでは64マーカーの解析を行います。

 ご不明な点がございましたらお問合わせ下さい。
今後とも変わらぬご愛顧をいただけますよう、お願い申し上げます。

謹白

平成25年 6月吉日
公益財団法人 実験動物中央研究所
ICLASモニタリングセンター