腸内細菌叢は、宿主の代謝補助、感染防御、免疫賦活などさまざまな機能を担っており、細菌叢の変動や差異が宿主の生理機能に変化をもたらすことがわかってきました。
よって、再現性のあるよりよい実験結果を得るためには、腸内細菌叢の安定した動物を使用すること、またその変動を確認しておくことが重要です。
当センターでは、飼育動物の腸内細菌叢を定期的にモニタリングする、あるいは、実験処置による腸内細菌叢への影響を簡易的に検査するための腸内細菌叢検査サービスを実施しております。
本サービスで用いるTerminal Restriction Fragment Length Polymorphism (T-RFLP) 法は、当センターと株式会社テクノスルガ・ラボとの共同研究によりマウスおよびラットの腸内細菌叢データをもとに開発された方法であり、以下の特長が挙げられます。
・ 簡便で高感度、かつ高い再現性
・ 培養の難易に依存せず、糞便1つで細菌叢の網羅的な解析が可能
・ 独自に構築したマウス/ラット腸内細菌叢データベースに基づいた
菌群推定